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都議補選、自民死守・保守の島に民主応援続々(読売新聞)

 昨夏の都議選で、「1人区」を唯一死守した自民党都議の死去に伴う島部選挙区(定数1)の補欠選挙が15日、告示された。

 午後1時現在の届け出は新人2人で、事実上、民主党と自民党の戦いとなる見通しだ。

 民主は「夏の参院選に弾みをつける」と都議を次々と島に渡らせる異例の態勢を取り、自民も「弔い合戦で負けられない」と意気込む。1議席を巡る“島の陣”は早くも過熱気味だ。

 13日朝、八丈島(八丈町)の北東部にある神湊(かみなと)漁港に背広姿の民主都議4人が現れた。「皆さんのご意見を聞かせてください」。都議のひとりが漁船を修理していた数人の男性に向かって口を開いたが、相手は視線を合わせようとしない。

 伝統的に保守系が議席を守ってきた島部。それだけに民主への風当たりは厳しいが、この都議は「繰り返し訴えれば島民の意識も変わるはず」と語る。

 都議会は現在、民主が53議席、自民が37議席でどちらも過半数(64議席)には届かず、同選挙区の1議席の行方が都議会運営に与える影響は少ない。だが、民主は「自民に対し完勝ムードを演出するためにも、この1議席が絶対に必要」(都連幹部)と、総力戦で臨む。民主は今月6日、全都議に対し、「最低2回はいずれかの島に入れ」と指示。国会議員十数人も各島に渡る予定だ。

 自民も負けられない。昨年12月に死去した川島忠一氏は、都議選で民主候補に大差をつけて7選を果たした大物だ。補選は「弔い合戦」となる。「ここで落とすようでは、参院選も厳しい」(自民都議)として、選挙戦初日の15日には、国会議員や都議が大島(大島町)に駆けつけた。

 ヒートアップする補選に、島民は冷ややかだ。八丈町の漁業男性(59)は「こんな時だけ政治家が大挙して押し寄せて……。どれだけ我々の生活が分かっているのか」とつぶやいた。

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